絶望世界 もうひとつの私日記

第16週


1/22(月) 晴 
ダグラスさんにメールを送りました。
「私と一緒に逃げましょう。」
それ以上言うことはありません。学校にはもう二度と行かないし家にもいたくない。
ここから逃げたい。


1/23(火) 晴
なぜかあまり良い反応を示してくれません。
「逃げようってそんな簡単に言われても。具体的にどこに行くとか全然わかんないよ。」
どうも私の言い方が悪かったようです。言い直しました。
「それはこれから決めるつもりです。私はもう今の家には居たくないだけなんです。」
それだけなんです。


1/24(水) 晴
あっちはEメールだから一日一通しか送ってくれません。もどかしいです。
「sakkyが辛い思いをしてるのはわかるけど・・・」
わかるけど何ですか。続きを言って下さい。
「もう私の味方はネットで会ったダグラスさんだけです。家にも、学校にも、味方なんていないんです。」
改めで自分の状況を確認して泣きそうになりました。


1/25(木) 雨
ダグラスさんしか味方はいない。それを分かって欲しいのに。
「メリルさん見なくなったけど、まさか本当に処刑人にやられたのかな。残り一人って俺とsakkyしかいないじゃん。このままで大丈夫なのかな。」
処刑人なんてどうでもいいじゃないですか!
「ダグラスさん。このままじゃ処刑人のせいでネットにも救いがなくなってしまうんです。一緒に逃げましょう。私を貴方の元に置いて下さい!」
正直に思いを告げました。


1/26(金) 曇
うまくいきません。ダグラスさんが乗り気になってくれない。
「だってまだお互いのこと何も知らないじゃないか。それに処刑人だって何者なのかわかんないのに。逃げるだけで解決するとは思わないけど。」
だから処刑人のことは心配ないのに。私が呼ばなきゃ奴は来ないんだから。
「一度お会いできませんか?お互い顔を見せ合えば、色々考えられると思うんです。」
私がいじめられっ子であることはもうバレてしまったから。
もう何も隠すことはありません。


1/27(土) 雪
承諾を得ました。さすがダグラスさん。私の味方。
「それがいいね。俺もsakkyに自分のこと知って欲しいし。」
私も知りたい。私のことももっと知って欲しい。
そして私を受け入れて。


1/28(日) 晴 
来週の日曜には会えることになりました。
それまでにお互いの情報をもっと交換するつもりです。
きっとうまくいくでしょう。


第17週